=枯山水のあるお庭=
今回は庭のブログをアップしたいと思います。
庭の中でも『枯山水』についてスポットをあててみましょう。
『枯山水』は幻想の世界に入り込みます。水を使わず山や水を表現していて、景石は仏教の「須弥山」を表しています。
※「須弥山」…インド神話のスメール山(禅の教えの中にあります。興味があれば是非調べてみてください)
『枯山水』の代表は「龍安寺」の方丈庭園です。
「龍安寺」は室町時代に足利家の管領だった細川勝家が、臨済宗妙心寺派の義天玄承禅師を開山として創建しました。
技法として、庭の景石をよく見ると、15個の石による5つの石組からなっています。そして美しく見える石の配置の構成方法に「黄金比」が使われています。
そして、15個の石は同時に全て眺められず、不完全な形で配置されています。世の中は常に完全ではないという事なのでしょう。
そして塀にも枯淡の美が表現されています。
美は人の心を奪います。
またまた描きました =龍安寺=
方丈のうらにある手水鉢「知足のつくばい」...茶室に入る前に、手と口を清めるためにあります。
中央に口「吾唯足知」(われ ただたることを 知る)
不完全なことに不満をもたず、今あるものに満足して感謝の心をもつ。
☆次回は徳川家のお城へ行く予定です☆